地盤研究財団
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地域の地質環境に関する調査研究

地域によって、地盤内の地層構成や堆積状況は様々に異なっています。また、活断層も数多く分布しています。このような地質学的情報は、建設工事や地震防災検討等において極めて重要な基礎資料です。当財団では、地層の堆積環境・年代の分析や地下構造・活断層調査など、地域の地質環境に関する調査研究を行っています。
地質分析
地層の堆積年代や堆積環境(海成/非海成など)を明らかにし、さらに周辺の複数の調査データと対比することにより、その地域における地層の分布状況あるいは地質構造を詳細に知ることができます。
▲各種分析結果の総合対比
■主な地質分析
分析項目 得られる情報
微化石総合分析 堆積環境(海成/非海成など)
珪藻化石分析 堆積環境(海成/非海成など)
14C年代測定 絶対年代(約5万年前〜現在)
火山灰分析 年代の推定、地層の広域対比
帯磁率連続測定 肉眼で観察できない
火山灰の検出

活断層調査

1995年兵庫県南部地震を経験してから特に、内陸直下型地震に対する耐震検討の重要性が高まっています。当財団では、その基礎となる活断層調査に取り組んでいます。

●断層の正確な位置と性状の把握
断層活動によって岩盤や地層などが局所的に変質(破砕)を受けている箇所を知り、断層の連続性、方向、変位(上下、水平変位)などから、活動の規模を想定するために調査を行います。

●活動履歴と最新活動時期の把握
断層がどのような再来周期で活動し、次に起こるであろう時期を明らかにするために、調査を行います。

  地表地質踏査
▲上町断層帯南部の反射法地震探査断面
(大阪府1997)
▲上町断層帯の地下地質構造のまとめ
(大阪府1998)
反射法地震探査測線
活断層(都市圏活断層図による)
大阪府地域活断層調査委員会により追加した活断層
推定活断層(地下)(都市圏活断層図による)
推定活断層(地上)(都市圏活断層図による)
反射断面で確認された基盤深度(m)
基盤深度(km)(井上ほか1997)

上町断層帯の調査
(「上町断層帯に関する調査」大阪府1996-1998、大阪市1995による)


大阪平野を縦断する上町断層帯は、1960年代より調査が行われ報告されています。本調査では、反射法地震探査やボーリング、トレンチ調査などを実施し、既往の調査・研究資料とあわせて取りまとめました。その結果、上町断層帯沿いに基盤岩や堆積層の食い違いや地層の撓みが数カ所で確認され、断層線は北〜南に至る間に数本に分岐し、上下変位量も調査地毎に異なることが詳細に把握されました。

ビル建設の開削工事により現れた地層

写真は大阪市域で高層ビルの建設が行われた際に、掘削工事に伴って出現した壁面を観察した一例です。大阪のような都市化した地域で、連続的に地層の観察ができるというのは大変貴重な機会です。この調査では深度30mまでの地層の様子を記録することができました。

震度8m付近の様子。
沖積砂層には葉理(細かい筋状に見られる堆積構造)が観察される。

 



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