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世界遺産アンコール遺跡保存
GRIは、1994年以来、日本国政府アンコール遺跡救済チームに地盤系のメンバーとして参加してきた。1994年には、アンコールで最初の岩盤まで達する100mのボーリングを実施した。
 
また、700年以上も高い石積塔の基礎として支持してきた砂盛土が、特殊な地盤特性を有していることを発見した。 よく締固められた盛土の試料は、一見、軟岩のように固くみえるが、浸水させておくと、10分のうちに、崩壊することが判明した。 温暖化により、降雨量が増大し、基壇に雨水が浸透することを防止し、倒壊を防止するための”防御的地盤観測システム”の構築を目指している。
 
 

国際技術協力
〈トルコ共和国〉準リアルタイム地震諸元・地震動推定システム
国際協力事業団(JICA)の依頼により、当財団の所員を派遣して同システムの構築をサポートしました。このシステムは現地で運用され、観測結果は同国のホームページにも掲載されています。
▲ビンギョル地震の推定地震諸元と地震動分布(赤線は活断層)
2003年5月1日にトルコ共和国東南部で発生したビンギョル(Bingol)地震(死者175名以上)の地震諸元をトルコ共和国公共事業住宅省の地震観測網とJICA提供の強震観測網から評価し、推定される地震動の分布を同省HPに表示したものです。

<大韓民国>軟弱地盤に関する日韓共同研究、
釜山新港建設等の技術協力
1994年より、釜山周辺地域と日本(大阪平野など)における沖積地盤の工学的特性や地質学的特性の調査・研究を日韓共同で行い、比較地盤工学の領域を広げています。
また、洛東江三角州西端の沿岸海域に建設中の釜山新港(Busan New Port)の大規模埋立工事に対し、技術的な支援を行っています。
▲物理的性質WLの比較 (釜山粘土と大阪湾粘土)
釜山粘土は大阪湾粘土に比べて低塑性で深度分布も異なっています。共同研究では、試験品質や構造特性の影響を検討しています。
▲堆積速度の比較 (洛東平野と大阪湾)
堆積速度、その変化パターンと土質特性の関係を検討しています。

<オランダ>GeoDelftとの技術協定
当財団は、地盤工学分野の研究・技術に評価の高いオランダGeoDelft(GD:デルフト地盤研究所)と総括的な技術協定を結んでいます。さらに、日・蘭の研究機関(RTRI:鉄道総合技術研究所、HR:Holland Railconsult)も加わって、トンネル技術を主とした共同研究協定による研究活動を行っています。
GRI-GD技術協定調印式
(1997年10月22日GRIにて)
GRI-GD-RTRI-HR共同研究協定調印式
(2001年11月22日デルフト市庁にて)
オランダの地盤の多くは、軟弱な粘土や緩い砂からなる低地で、大阪などの日本の大都市の地盤によく類似しています。したがって、オランダで地下工事を行う場合には、多くの軟弱地盤での工事実績に基づく日本の技術は、非常に有益な情報となります。一方で、オランダの解析技術や軟弱地盤の調査技術は世界的にも高く評価されています。両研究所がこのような技術を相互に補完し、また共同研究を進めることにより、より高度な発展が期待されます。
【最近の共同研究】施工時荷重の影響を考慮したトンネル覆工の3次元解析に関する研究

シールドトンネル覆工クラックの3次元解析



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