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世界遺産アンコール遺跡保存
1993年カンボディア王国の要請を受けて、日本国政府はUNESCO信託基金を設け、1994年から2期10年間の予定で日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA:Japanese Government Team for Safeguarding Angkor)が発足しました。当財団は、JSAへの参加を要請され、アンコール遺跡における地盤系の調査研究活動を中心として、アジアにおける文化財遺跡の保存修復に貢献しています。
アンコール地域で初めて実施された岩盤まで到達した100m地質調査ボーリング
▼Ground Settle/Suction/Ground Water/Rainfall/Temperature
at Prasat Sour prat, Angkor Thom
乾燥・降雨による地下水変動/地盤の収縮・膨脹
JSA地盤班はJSAの構造物や地盤挙動の計測を継続的に実施し、アンコールトムプラサートスープラ地点における地盤の沈下膨脹と雨量、地盤のサクション、地下水位などの関係を求めました。約3mの水位変化に伴って地盤の沈下浮上りは5mmに達しており、地下水開発による水位低下は、いずれ地盤沈下を起こすと考えられます。石積構造のアンコール遺跡は、不等沈下に弱い構造であり、水資源開発は、井戸によるのでなく河川水系の水利用が必要です。

国際技術協力
〈トルコ共和国〉準リアルタイム地震諸元・地震動推定システム
国際協力事業団(JICA)の依頼により、当財団の所員を派遣して同システムの構築をサポートしました。このシステムは現地で運用され、観測結果は同国のホームページにも掲載されています。
▲ビンギョル地震の推定地震諸元と地震動分布(赤線は活断層)
2003年5月1日にトルコ共和国東南部で発生したビンギョル(Bingol)地震(死者175名以上)の地震諸元をトルコ共和国公共事業住宅省の地震観測網とJICA提供の強震観測網から評価し、推定される地震動の分布を同省HPに表示したものです。

<大韓民国>軟弱地盤に関する日韓共同研究、
釜山新港建設等の技術協力
1994年より、釜山周辺地域と日本(大阪平野など)における沖積地盤の工学的特性や地質学的特性の調査・研究を日韓共同で行い、比較地盤工学の領域を広げています。
また、洛東江三角州西端の沿岸海域に建設中の釜山新港(Busan New Port)の大規模埋立工事に対し、技術的な支援を行っています。
▲物理的性質WLの比較 (釜山粘土と大阪湾粘土)
釜山粘土は大阪湾粘土に比べて低塑性で深度分布も異なっています。共同研究では、試験品質や構造特性の影響を検討しています。
▲堆積速度の比較 (洛東平野と大阪湾)
堆積速度、その変化パターンと土質特性の関係を検討しています。

<オランダ>GeoDelftとの技術協定
当財団は、地盤工学分野の研究・技術に評価の高いオランダGeoDelft(GD:デルフト地盤研究所)と総括的な技術協定を結んでいます。さらに、日・蘭の研究機関(RTRI:鉄道総合技術研究所、HR:Holland Railconsult)も加わって、トンネル技術を主とした共同研究協定による研究活動を行っています。
GRI-GD技術協定調印式
(1997年10月22日GRIにて)
GRI-GD-RTRI-HR共同研究協定調印式
(2001年11月22日デルフト市庁にて)
オランダの地盤の多くは、軟弱な粘土や緩い砂からなる低地で、大阪などの日本の大都市の地盤によく類似しています。したがって、オランダで地下工事を行う場合には、多くの軟弱地盤での工事実績に基づく日本の技術は、非常に有益な情報となります。一方で、オランダの解析技術や軟弱地盤の調査技術は世界的にも高く評価されています。両研究所がこのような技術を相互に補完し、また共同研究を進めることにより、より高度な発展が期待されます。
【最近の共同研究】施工時荷重の影響を考慮したトンネル覆工の3次元解析に関する研究

シールドトンネル覆工クラックの3次元解析



財団法人 地域 地盤 環境 研究所
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